【耳ひっぱり・まわしと神経の関係】

耳をひっぱる・耳たぶを回す

耳まわし・耳ひっぱりとは?

耳を回してリンパの流れを良くする。
耳をひっぱり筋膜を緩める。というテクニックがあります。
果たして理論的に妥当でしょうか?

方法論としては耳をやさしくひっぱったり、
気持ちよく回すのは素晴らしいと思います。

しかし、リンパの流れは1分間に24cmほど。
その場で瞬間的に劇的に変化する理論としては相応しくありません。

また、筋膜は動けば伸びますが、10cmほどしか連結して伸びません。
蝶形骨の筋膜が内臓へ変化を起こすという理論も妥当性を欠きます。
ちなみに頭蓋骨は強い力でないと動かないという研究結果があります。

耳ひっぱり・まわしと神経

まずは、耳近辺の神経を考えてみませんか?

顔の神経達

顔の神経
Face-nerves

この図は、顔にある神経一覧です。こんなに沢山神経が分布して
、感覚と筋肉の運動を司っています。

首や後頭部や耳の後ろにも、
この図には載っていませんが、沢山神経があります。

顔面神経

顔面神経
facial-nerve

耳たぶの下あたりからでて顔面を支配している「顔面神経」です。

側頭部の神経(蝶形骨を覆う神経)

蝶形骨を覆う神経
Temporal-region-nerves

耳の前方やこめかみ辺りに分布している三叉神経の分枝である、
「耳介側頭神経」と「頬骨側頭神経」です。

首と耳後ろの神経

首の神経
首の神経

耳の後ろに分布している、「小後頭神経」と、
耳の下あたりから顎にかけて分布している「大耳介神経」です。

まとめ

耳をひっぱるということは、

1.神経のテンションを変化させる。

2.神経への血管配列を変化させる。

3.感覚受容器のルフィ二を介して、脳へ運動錯覚を感じさせる。

4.結果的に脳の認識が変わり、耳付近の組織がリラックスする。

顔面には多数の神経があり、多くは脳から直接、表層に現れています。

つまり精神的な影響も受けやすく、
耳をひっぱることでそれらの神経がゆるみ、
二次的に自律神経も変化し、
三次的に自律神経が支配している内臓へ影響を与えられると、
考えることができます。