筋膜リリースや筋膜ストレッチでは遠くの筋膜に影響を与えられない

筋膜の変化は全身に波及しない

下記のGreg Lehmanという方の
ブログには、
「Vleeming (1995)およびVan Wingerden (2004)」による
胸腰筋膜の研究の話が出てきます。

http://www.greglehman.ca/blog/2012/10/26/fascia-science-stretching-the-relevance-of-the-gluteus-maximus-and-latissimus-dorsi-sling

この研究によると
胸腰筋膜を引っ張っても
最大10cmしか影響が
及ばなかったとあります。

つまり、最近流行りの筋膜リリースや
筋膜ストレッチによる効果は、
全身に波及しないということです。

例えば、
ふくらはぎの筋膜をリリースしても、
後頭部の筋膜には影響が届きません。

そして前のコラムに書きましたが、
手の力では筋膜は伸ばせません。

筋膜リリースの根拠について >

筋膜自体にも神経や感覚受容器は
ありますが、
それより表層の真皮(dermo)には
沢山の神経があります。

もちろん感覚受容器も血管も
自律神経線維もあります。

それらの影響により、
その部位の組織が変化することは
十分考えられます。

筋膜リリースや筋膜ストレッチの
テクニック自体が悪いわけではなく、
理論が間違ってます。

科学的に考えることで、
色々な手技理論の壁がなくなります。

そのベースとなるのは、
神経理論だと私は考えております。

全ての手技理論をまとめ、
普遍的なものにするのが神経です。
そうすれば垣根を越え、
違う手技でも協力し合い
高め合えると思えます。

それが一番クライアント様の
健康に寄与することに強く繋がります。