フォームローラーの効果は、筋膜ではなく神経系。-自由が丘・田園調布の神経の整体/東京デルモ

フォームローラーを神経から読み解く

フォームローラーとは、エクササイズやフィットネス、アスレチックトレーナーやピラティスなどで使う長い棒のような道具のことです。

フォームローラー

この写真はピラティスで使う小道具類ですが、
この長いグレーの物がフォームローラーです。

このフォームローラーを床に置き、太ももの外側などを上に乗せて、ぐりぐりコロコロするものです。
その理論によく使われるものが二つあります。

1.筋膜リリース

フォームローラーでコロコロすることで、筋膜を伸ばすとよく言われます。しかし、筋膜には外からのその程度の力で影響を与えることはできません。詳しくは下記、過去のコラムをご覧ください。

筋膜リリースの根拠について >

2.トリガーポイント

筋膜にあるとされる、押すと痛みが出る部分を押すと拳銃のトリガーのように痛みが放散する現象です。
実際にはトリガーポイントは神経が二次的に敏感になったから起こります。筋膜という結合組織が理由ではありません。詳しくは下記、過去コラムをご覧ください。

トリガーポイントは神経による二次痛覚過敏 >

つまりフォームローラでコロコロすることによる身体への効果は、筋膜ではないということです。
また、太ももの外側などは「痛気持ちいい」という反応が多いのも特徴です。
それはDNICという「新しい痛みで元からあった痛みを消す」理論があります。

DNIC・痛みで痛みを消す >

強いマッサージや鍼もこの効果が大きいのです。しかし、問題が二つあります。

1.脳が余計に警戒する。

2.その場だけしか続かない。

ですので、気持ちいい範囲で行うにはいいのですが、「痛(いた)」がつくほどはやりすぎで、毛細血管や細い神経などの組織が損傷してしまう恐れもあります。

ではなぜ、フォームローラでその部位が軽くなるなど効果が出るのでしょうか?

感覚受容器と脳

皮膚には沢山の感覚受容器があります。押された圧力に反応するもの、伸ばされたときに反応するもの、触れた時だけ反応するものなど多彩です。

それらから脳に送られた感覚情報によって、その部位に対する脳の認識が変わったり、自律神経の反応が変化し血流が増えたり、皮膚の神経の血液循環が変化したり、動きながら行えば運動感覚も変化したりします。

結果的に、痛みやコリ、重さなどが軽減されます。

フォームローラの効果は神経系によるものです。

参考リンク:How Does Foam Rolling Work? Physio Link,by Todd Hargrove.

https://www.physio-network.com/2018/08/15/how-does-foam-rolling-work/

Posted by shin