【筋肉と腱の神経/筋紡錘-ゴルジ腱器官】

筋肉

こんにちは、東京田園調布の神経リラクゼーション整体院、neuro relaxのShinです。今回のブログはこちらの内容です。

神経と筋紡錘(マッスル・スピンドル)

筋紡錘

スピンドルは紡錘状ということです。

筋肉

Muscle

筋紡錘の目線でお話しすると、普通の筋肉のことを「錘外筋」といい、その筋の中にある特殊な組織を「錘内筋」といいます。

筋紡錘」とは、錘内筋線維と、下記の神経繊維を合わせた組織のことです。

【運動神経】

脳→錘内筋線維へ、収縮する信号を伝える神経が、γ運動神経

γ運動神経の働き

骨格筋が収縮したときに、筋紡錘線維は緩んでしまい、センサー機能が弱くなります。それを避けるために筋紡錘線維を収縮させて、筋紡錘のテンションを維持するのがγ運動神経の働きです。

α運動神経

脳→錘外筋(骨格筋)へ、収縮させる信号を伝える神経は、α運動神経といいます。ちなみにαとγ両方の働きをする、β運動神経というものもあります。

【感覚神経】

錘内筋線維→脳へ、伸びた時に信号を伝える感覚神経が、IaとII感覚神経。

つまり筋紡錘には、
脳から錘内筋線維へと収縮信号を伝えるγ運動神経と、錘内筋線維が伸びたことを脳へ伝えるIa・II線維があります。

筋紡錘の働きは、筋肉のテンションを感知するセンサー的な役割です。

神経とゴルジ腱器官

ゴルジ腱器官とは、筋肉と腱の移行部にある組織で、Ib感覚神経が存在しています。

筋肉が収縮し、腱が伸ばされると、「腱が伸びた」という信号を、
Ib感覚神経→脊髄へと伝えます。

そして腱がこれ以上伸びないように筋肉の収縮を止めようと、脊髄にある介在神経が、α運動神経(筋肉を収縮する神経)を抑制します。

また、筋肉は基本的にセットになっていて、表の筋肉が収縮すると、裏の筋肉は弛緩し、そのことでバランスをとっています。

流れをまとめると、

①筋肉が収縮すると腱が伸びる

②ゴルジ腱器官が働き、筋肉を弛緩させて腱の伸長を止める。

③反対側の拮抗筋は、収縮する。

となります。

つまり、ゴルジ腱器官の働きとは、筋肉が収縮して腱が伸ばされすぎると、その筋肉を弛緩させて、反対側の拮抗筋を収縮させるということです。このプロセスを「Ib抑制」といいます。

このような筋紡錘とゴルジ腱器官の機能は、脊髄反射などで有名です。

マッスルエナジーテクニックや、PNF、操体法、等尺性収縮後のリラクゼーションなどで利用されている理論です。

しかし私はこれらのテクニックも、筋紡錘やゴルジ腱器官の働きというより、神経と神経容器の変化だと捉えています。

実際は、施術中にこれらの抑制や反射が起こるかどうかも研究としてはイマイチはっきりしていません。といいますのも、生きた人間でないと分からず、実験ができないためです。

関連記事

  1. 皮膚の感覚受容器

    【感覚受容器・センサリーレセプター】

  2. 運動錯覚

    【皮膚の伸展-ルフィ二終末と脳の運動錯覚】

  3. 皮膚の感覚受容器

    【心地よいタッチング-CT線維】