【末梢神経の流れ・血管・リンパ】神経科学セラピー Neuro Relax 田園調布の整体

末梢神経の流れ

神経は頭部のような細胞体と、外部からの情報を受け取る樹状突起と、紐のような軸索がある。

軸索には、タンパク質などを運ぶ流れが2種類あり、

細胞体→末端
末端→細胞体

と運んで行く。

その流れは、軽い圧迫でも流れが悪くなり、情報の伝達に影響する。

また神経はいくつかの神経が束となりまとめられている。

1番外側の膜を「上膜」
2番目の膜を「周膜」というが、
その周膜の中は脳脊髄液で満たされている。

つまり脳脊髄液は、脳や脊髄の保護や栄養の運搬にだけ関わっているのではなく、末梢神経へも関与している。

末梢神経の血管

神経には上膜、周膜、内膜があり、それぞれに微小血管系(毛細血管、細動脈、細静脈)が繋がっている。

しかし、神経周膜や内膜にリンパ菅は繋がっていないので、神経の老廃物は静脈を通してしか排出されない。

また、身体の他の血管と同じように、神経外膜や周膜の血管は、交感神経の支配を受けている。

交感神経が刺激されると血管は収縮し、神経内の血流が閉塞される。またノルアドレナリンの影響も大きく受ける。

すなわち、交感神経優位で緊張状態になると、末梢神経の血流も減少するということ。

血液神経関門

blood-neural barrier

脳を血液循環による弊害から守るための血液脳関門と同じように、末梢神経をガードする「血液神経関門」があります。

末梢神経の神経内膜の血液内皮細胞や血管周細胞の働きにより、血管を循環する有害物質から神経を守ります。

中枢神経も末梢神経もこういった働きによって、機能を守られています。

外部からの物質が血管に入った場合、神経上膜の血管は通過するが、周膜の血管から中には殆ど入らない関門のこと。
周膜の毛細血管壁に存在していて、関所のような役割を担っている。

末梢神経は外傷に対して炎症反応を示すと、血管透過性が増し、血液から間質へタンパク質が漏れ、神経上膜に浮腫が起きる。

しかし周膜には到達しない。これは血液神経関門の影響により起こる。

末梢神経の浮腫

神経が慢性的に圧迫され、長期に渡り神経上膜に浮腫が起こると、結合組織細胞が線維化されて瘢痕化する。

それにより、更に血管を圧迫し、神経内膜の血流不全を引き起こす。

それが慢性的に続くと、神経内膜の浮腫がおき、内圧が更に高まり神経内膜の血管もより閉塞される。

閉塞されることで、血液からの栄養と酸素が行かなくなり、神経線維の老廃物も排出されなくなる。

神経上膜の浮腫は、神経の滑走を妨げ、固定化を促していく。

しかし、それでも手足を動かし続けると神経は固定化されているため伸長してしまい、更に内側を圧迫して、より浮腫を増加させてしまう。

神経とリンパ

リンパとは毛細血管から流失し、静脈へ戻れなかった組織液がリンパ菅に流入したものです。

そして再びリンパ節で濾過され、免疫系の力も働き、血管系に戻っていきます。またリンパ菅には逆流しないように弁がついています。

いままでは筋肉や呼吸のポンプの影響などで、受動的に流れているだけと言われていましたが、リンパ菅にも神経が分布していることが分かりました。

つまり血管と同じく、リンパにも「神経」による自立的な収縮や弛緩による流れがあるということです。

またリンパ節にも自律神経が支配していますし、大きな胸菅という胸のリンパ管は、最大の副交感神経といわれる「迷走神経」が支配しています。

リンパや血管などの循環系も、神経が大きく関与しています。