「トリガーポイントは二次痛覚過敏」田園調布の整体neuro relax 東横線内は出張無料

トリガーポイントとは?

TravellとSimonsという方々が、1983年に筋筋膜性疼痛症候群とともに概念化したものです。

ピーンと張った圧痛点を押すと遠位の部位に痛みを感じるために、銃の引き金のようだということでトリガーポイントと名付けた現象です。筋肉や筋膜に原因があるとされています。

しかし、トリガーポイントは神経による二次痛覚過敏という研究結果があります。


「トリガーポイント(TrP)に由来する痛みの解剖学的分布は、末梢神経の経過と密接な関係があるだけでなく、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の痛みは身体痛の一例である神経幹痛と同様である。

末梢神経起源の疼痛は、神経学的欠損なしで、従来の電気診断検査での正常所見と共に存在し得る。

この論文は、TrPを原発性痛覚過敏の部位とみなすMPSの理論とは対照的に、すべてのMPS現象が末梢神経起源の二次痛覚過敏としてよりよく説明されると主張している。」

Referred pain of peripheral nerve origin: an alternative to the “myofascial pain” construct.
Quintner JL, et al. Clin J Pain. 1994.


「二次痛覚過敏の最も顕著な特徴の1つは、接触誘発性疼痛、すなわち、元の傷害に隣接または遠隔の領域に適用される動的触覚刺激によって引き起こされる痛みである。

この感覚変化の神経生物学的メカニズムは、中枢神経系(CNS)に関与しているため、二次痛覚過敏の領域からの低閾値の機械受容体における信号は、接触の代わりに痛みを伴う感覚を引き起こし得る。」

Secondary hyperalgesia and presynaptic inhibition: an update.
Cervero F, et al. Eur J Pain. 2003.


「神経鞘内に枝分かれし、他の深部組織に広がる複数の受容野を持つ侵害受容器の存在を確認した。(神経の神経)」

「この知見の意味は、神経鞘などの1つの構造における受容体における活性が、筋肉のような別の部位で知覚され得ることである。」

「神経の炎症が深い構造の侵害受容器であるこれらの同じ軸索に深刻な影響を及ぼすことを示した。これらの影響には、進行中の活性化および異常な機械的感受性が含まれる。」

「この知見の意味は、この活性が、深い構造の侵害受容器のためにマッピングされた受容野領域の脳によって知覚されることであり、問​​題の領域では認識されないことである。

The trigger point strikes … out!


Posted by Lorimer Moseley


「一見多様な疼痛症候群は、末梢神経または神経根の分布において放射される運動誘発性疼痛によって特徴付けられる。」

「これは、無傷の感覚神経の軸索における異所性機械感受性の誘発によって説明することができる。ここでは炎症が、一次感覚ニューロンの機械的感受性の部分集合である軸索の機械的な敏感さにつながったことを示す。」

「深部構造を神経支配し、CまたはAδの速い伝導性ニューロンの軸索は、神経炎の間に機械的に敏感になり、また自発的な放出が増えたことを示した。」

Inflammation induces ectopic mechanical sensitivity in axons of nociceptors innervating deep tissues.
Bove GM, et al. J Neurophysiol. 2003.


※参考ページ

http://humanantigravitysuit.blogspot.jp/2011/07/why-i-dont-buy-idea-that-trigger-points.html?m=1

https://www.painscience.com/articles/trigger-point-doubts.php

http://www.pain-education.com/referred-pain.html


まとめ

トリガーポイントは、末梢神経由来の二次痛覚過敏という可能性が考えられます。

二次痛覚過敏とは、触れた部位以外の遠位部位にも痛みを感じる状態のことです。それには脳である中枢神経も関与して、本来侵害受容信号ではない接触感覚信号を、侵害受容だと感じてしまうことも示しています。

また、圧痛点を圧して痛みを感じるのは神経管や神経の膜に分布する、神経の神経というC繊維の自由神経終末によるものです。神経管を通して遠くの部位にまで侵害受容信号を伝えるので、「筋肉に痛みがある」と感じてしまいます。

さらに神経の軸索の炎症により、その神経全体(遠位も含む)に痛みを感じてしまいますが、脳の知覚としてはその炎症を起こしている箇所にしか痛みを感じないという現象も起こり得ます。動くと遠くに痛みを感じる現象も、この軸索の炎症などによる神経全体の過敏・感作による影響が考えられます。

つまり末梢神経の分布に沿っていない、痛いという感覚(侵害受容)でも、神経の感作や脳の影響により痛みを感じる可能性が高いということです。

筋肉痛、筋膜痛、骨が痛い、皮膚が痛いなど色々ありますが、結局のところ神経が侵害受容信号として脳へ送り、脳内で痛みとしての感覚を出力します。

筋肉も筋膜も骨も神経の操り人形だと言われる所以です。

未分類