腸もみ・内臓マニュピレーションを神経から考察する。-自由ヶ丘/田園調布/神経の整体サロン・東京デルモ


よく街中の整骨院などの立て看板に、「腸もみ」という言葉を見かけます。

マッサージ

また、オステオパシーという徒手療法の中にも内臓マニュピレーションというものがあります。

どちらも腹部の内臓にたいして、癒着をはがしたり、内臓を動かしたりして効果を上げるという理論を掲げています。

私は科学的に考えて、手の力で内臓に強くアプローチするのは危険性が高く、効果は薄いと考えています。

なぜなら腹部には、皮膚はもちろん分厚い脂肪層があります。それらを通して内臓を押す以外に何か出来るのでしょうか?

・Reliability of diagnosis and clinical efficacy of visceral osteopathy: a systematic review. By Albin Guillaud, Nelly Darbois, […], and Nicolas Pinsault

・Visceral Manipulation Embraced by the APTA. By Harriet Hall on January 17, 2012.

※英語ですが原文をご覧になりたい方はコピペして検索して下さい。

これらの研究や議論によると、やはり効果は無いようです。

では、なぜお腹に触れられると、リラクゼーション効果があったり、腹部の不快感の減少や、便秘に効果があるのでしょうか?

下記の研究では、腹部から皮神経が出てくる腱膜リングによる絞扼が考えられるとのことです。

ちなみに絞扼とは締め付けのことです。

・Abdominal Cutaneous Nerve Entrapment Syndrome (ACNES): A Commonly Overlooked Cause of Abdominal Pain. By William V Applegate, MD, FABFP

その皮神経の循環を徒手療法により変えること、また心理的な影響により自律神経が変わることによる影響が考えられます。

となると、腹部への強い刺激は必要がないということになります。

あくまで腹部の皮神経へのアプローチだという認識を持つことが大切です。

Posted by shin